平成15年度土木建設工学設計法および演習第1発表会概要集

 

セッションA(秀峰大会議室)

 

-1「化石燃料と新エネルギー」

発表者氏名:相澤雅也、金子陽一、澤田光久、蔦村彰、中山翔太、酒井賢太

要旨:現在エネルギーの中で最も多く使われている石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料について、   その枯渇問題や地球温暖化、酸性雨などの環境問題の発生メカニズムや現状について調べ、それ   に代わる新エネルギーの中のいくつかについて、そのエネルギーを得るためのメカニズムや導入   することによって得られる効果、導入状況、そして課題を調べ、今後のエネルギーに関する問題   についてまとめた。   

 

-2「身の回りのエントロピー」

発表者氏名:浅永将、上出真史、品川拓、露口宗一郎、沼田篤志、新谷友紀乃

要旨:今日、生態系や環境問題の中で「エントロピー」という言葉が頻繁に用いられるようになった。しかし、我々はエントロピーそのものを正しく理解せず、漠然と使用しているのが現状である。そこで本研究では、我々の身の回りの現象を例にあげ、計算で定量的にエントロピーを表すことにした。さらに、環境問題へのエントロピー概念の適用について考え、エントロピー自身の理解と環境問題解決へのエントロピーの重要性及び有効策を検討した。

 

-3「工学部跡地利用について」

発表者氏名:荒木正幸、亀山博司、嶋津昌幸、寺井彰、畠山和也、福島美緒

要旨:工学部が角間に移転することにより、工学部のあるこの土地は巨大な空き地となる。この土地を地域住民や学生によって有意義に活用できる場所にしたいということから、小立野跡地利用について考えることとした。また基本コンセプトを「学べて遊べる」として人々が集い、憩うことのできる場所についてオリジナリティーを追求して考えた。今回は私たちが計画プロセスに基づいて、経緯を追いながら、望ましいと考えたスポーツ専門図書館を核とする計画案を発表する。

 

-4「道路橋の安全性と経済性について」

発表者氏名:市來太一郎、川地康平、新谷光平、出村聴尚、羽根田和人、袋優子

要旨:現在橋梁の主桁を設計する際に用いられる設計荷重は橋の上を通過する車両の重量、車間距離などが一定に定められている.しかし実際に橋梁の主桁にかかる荷重にはばらつきがあり必ずしも設計荷重で定められた荷重がかかるわけではない.そのため許容応力に余分があり不経済であると予測される.そこで本研究では、まず設計荷重と実際にかかる荷重を評価するための主桁の最適断面を定めた.最適断面は経済性を重視するため許容応力条件を満たす断面のうち最も小さい断面と定めた.そして主桁の断面が最適断面である橋梁において設計荷重と実際の荷重を載荷したときの各部の応力状態を比較した.そのときの安全性、経済性を検証した.

 

 

-5「CA(セルラーオートマトン)を用いた土地利用用途の転換に関する研究」

発表者氏名:稲垣潤一、川村一平、新谷剛宏、所俊宏、林平宗大、兼松佳央

要旨:ある範囲内の土地の利用状況の変換を、世代ごとにCAを用いてシミュレーションする。CAとは、セルを用いて行うシミュレーションであり、あるルールにより周囲セルの状態が主体とするセルに影響を及ぼすとするもので、これを使って土地利用転換のモデル化に用いた。CAを使うとある土地の用途転換は周りの土地利用状況に影響を受け相互に状態が変移していくことになる。今回はモデル区域として兼六中学校周辺の昭和58年から現在を選び、土地利用形態ごとの状態、転換値、執着値を求めた。これよりの土地の将来の利用状態を計算する事ができる。

 

-6「金沢市内のトンネル探訪」

発表者氏名:井平陽大 川村結太 新谷将人 戸田博之 東出孝志

要旨:我々の班は、現在、急ピッチで工事が進められている金沢外環状道路の建設に焦点を当てている。金沢外環状道路の建設による変化や、3つのトンネル〔宇辰トンネル(NATM工法)、涌波トンネル(PSS-arch工法)、野田山トンネル(SMW、開削工法)〕に着目した。金沢における各現場特有の地質条件に適合させた各トンネル工法や、各トンネル建設現場を通っている辰巳用水をどう保全させるかなどについて考えている。

 

 

セッションB(秀峰中会議室)

 

-1「「交通」・「公共交通」・「環境」」

発表者氏名:今井達矩 岸名大輔 杉村泰一郎 外岡広紀 久田英和

要旨:私たちは「交通」・「公共交通」・「環境」というテーマから自家用車によって起こる環境問題について研究しようと考えた。そこで、自家用車利用と公共交通利用の実態を知るとともに、自家用車利用を減らし公共交通の利用を増やすための環境・交通について調査し、その資料を添付することによって自動車利用削減ならびに公共交通利用促進するかどうかを二回のアンケートによって検証した。

 

-2「建設リサイクル

発表者氏名:岩田和久、北尾豪、杉山孝、巴公佑、松村将充

要旨:私たちは構造物の建設や取り壊しの際に出る建設廃棄物のリサイクルについて調査した。まず、建設リサイクルの現状を調べ、品目別リサイクル率、不法投棄の現状、産業廃棄物の業種別割合をグラフ化した。そして、各部材のアスファルト、コンクリート、木材、建設汚泥、建設混合廃棄物についてのリサイクル率、処理工程、リサイクル用途などについて調査し、建設リサイクル法が施行されたことにより建設廃棄物の現状がどのように変化したかを考察した。

 

-3「第2東名は必要か」

発表者氏名:上埜一樹、北澤加奈子、須藤奨、土井隆吉、水島裕司

要旨:私たちは、現在建設されている第2東名高速自動車道の是非について、交通、構造、経済の3つの切り口から考察を進めることにしました。交通は主に現東名高速を参考にした渋滞問題に着目しました。構造においては、トンネルや橋梁の構築に用いられている最新技術や免震・耐震構造について紹介します。これらの渋滞緩和対策や最新技術によるコスト削減を取り入れた第2東名が完成することでどのような経済効果が生み出されるかを考えた上で、第2東名の是非について私たちなりの結論を出したいと思います。

 

-4「卯辰トンネル内における自動車起源粒子の特性の把握」

発表者氏名:内橋慶隆、北嶋知可、李澤正彦、中尾裕一、水谷幸史

要旨:ディーゼル車などの自動車から排出される大気汚染物質は、都市部の大気汚染の主な原因となっているが、自動車起源の浮遊粒子状物質(SPM)を特徴づける情報は不足している。そこで、本テーマでは、自動車起源SPMに含まれる成分に着目し、走行中の自動車から排出されるSPMの影響が大きい道路トンネル(卯辰トンネル)内と工学部屋上で同時にサンプリングを行い、成分分析結果を比較して、自動車起源粒子の特徴を考察し

 

-5「金沢西部副都心化に伴う大気環境を調査する」

発表者氏名:内山孟、北村秀之、諏訪晃一朗、中垣尚子、水野真弥

要旨:昨年移転した石川県庁の移転前後の大気環境の変化を知るため,県庁の環境政策課,金沢市大気環境保全課に話を聞きに行きました。その結果,県庁移転に際しての大気環境の変化を調べることは非常に難しく,そこで,県庁周辺の副都心化に目をつけ,大気環境の変化を簡単に見ることができないかと考えました。調べてみると汚染物質がマツの葉の気孔に付着すること知り,マツの葉で大気環境調査を行い,得られたデータと市が測定したデータを比較,検討してみました。

 

-6「CVM(仮想市場法)を用いた角間の里山環境に対する意識調査」

発表者氏名:大橋壱生、古賀久博、高瀬智佳子、中川達朗、宮下雄太

要旨:近年、必要とされる社会資本整備が充足されてくると共に国民の価値観が多様化し、快適性、美観、自然環境などに対する要望が高まってきている。このような本来評価し難い人間の意識的な便益を、定量的に評価する手法としてはCVMが広く用いられる。本研究では、実際にそのCVM調査を実施することにより、そこに含まれる評価精度や信頼性などの問題を検討し、また、土木学科学生の身近な自然環境に対する意識調査を行うことを目的としている。今回は身近な自然環境の代表として角間周辺の「里山」環境を取り上げた。

 

 

セッションC(土木建設B棟3階講義室)

 

-1「地震発生に伴う建築基準法の改正について」

発表者氏名:大前明生、小M竜太、野龍一、中島圭一、村P高広

要旨:日本は昔から地震多発地域と言われており、各地方で大小様々な地震が起きています。関東大震災や阪神大震災のような大きな地震の発生により甚大な被害を被った地域もあります。それらの被害を少しでも抑えるために建築基準も改正されてきました。私たちは建築基準法の改正の歴史を追うとともに新・旧建築基準法の違い、耐震設計の普及率、自治体の取り組みについて調べ、地震の被害を少なくするために必要なことについて考えました。

 

-2「水の浸透による斜面崩壊」

発表者氏名:荻田真憲、小林慧美、高橋彬、中野正憲、山崎陽平

要旨:自然災害について‥それぞれの自然災害について、各自が調べてきた。具体的には、地震、台風、洪水、地すべり、雪崩についてインターネット、参考書を利用して調べた。特に、地すべりについて実験をすることにした。斜面崩壊の模型実験‥土質実験室を使用して、実際に土を実験装置に盛り斜面を作り、実験装置の角度を上げたり、斜面に水を含ませたりして斜面崩壊の様子を記録した。

公開実験‥人工降雨によって大規模な地すべりを発生させる公開実験について、自分たちで行った実験との比較対照を行った。結果・考察‥模型実験から地すべりの起こりやすい条件を知ることができた。これより、地すべりを未然に防ぐ対策を考えた。

 

-3「角間は安全か!?」

発表者氏名:奥野洋平、小和田雅史、見佳宏、中原聖、山田朋彦 

要旨:最近、全国各地でさまざまな地震が起こり、この金沢でも起きる可能性があります。そこで、私たちは、2年後に移転する工学部キャンパスが、マグニチュード6.0以上の地震の際に安全であるかどうかについて調べてみることにしました。そのために構造物、地盤、緊急対応の3つの観点から調べてみることにしました。そしてそれらの調査結果を小立野キャンパスのデータと比較してみることにしました。

 

-4「砂漣に関する研究」

発表者氏名:片岡賢志、高光必、橘智裕、中村友治、横山靖浩

要旨:海水浴などで砂浜に行くと、砂浜や浅瀬の海底に砂のうねり模様が見られる。この規則的な模様は漂砂現象の一種で「砂漣:wave ripple」と呼ばれる数センチから数十センチ程度の波長をもつ微地形である。これは海では波が砂質の浅海底に作用したとき,海底には振動流が発生し形成されると考えられている。この研究では砂漣の生成実験,及び解析を行うことにより砂漣の発生とその変化の現象を力学的に考究することにより海洋海岸工学の見地から考究する。

 

-5「浄水システム 〜安全なる水づくりへ〜」

発表者氏名:加藤牧人、佐藤謙一郎、塚本亮一、中山俊、渡邉一俊

要旨:私たちの生活に欠かす事のできないものの中に、水がある。しかし、そんな水が現在、いかに汚れていて、いかに私たちの生活に害を及ぼしているか、そして、その汚れた水をいかにしてきれいにするかを知っている者は少ない。本研究では、金沢周辺の水質汚染の現状を把握し、浄水処理の原理、浄水システムを調査した。また、自分たちでろ過装置を作り、実験する事によって、より理解を深めた。