平成15年度土木建設工学課題演習発表会概要集

 

A会場(秀峰大会議室)

 

-1「融雪機について」

発表者氏名:青田悠、川崎文義、清水和博、長屋圭尚、村嶋勇人

要旨:僕たちは、県内の道路に設置されている融雪設備について調査しました。プレゼンの内容としては、まず融雪機の種類、そしてその仕組みの紹介。次に、どこの道路に設置するか、つまり設置条件について(角間坂になぜ設置されていないか等)、また融雪機の維持管理の手法、設置や管理にかかるコストについて、そして融雪機の各種類別の長所短所、最後に、調査後の考察(今後の課題を含む)を発表する予定です。

 

-2「角間キャンパス切土・盛土地盤の振動加速度レベルの大きさと地震被害予測」

発表者氏名:朝井範仁、鬼頭順三、神敦史、南部佳郎、望月圭介

要旨:角間キャンパスの地盤は、切土・盛土の混合地盤であるが、このような場所では、過去の地震において地盤被害が多発している。そこで本課題演習では、角間キャンパスの地盤は地震が起きても

大丈夫なのか、角間地区T期の地盤において、振動計を用いた簡単な実験を実施した。その結果、盛土地盤の方が振動加速度レベルが大きく、切土地盤と盛土地盤では揺れ方が異なることがわかった。したがって、盛土及び切土・盛土地盤の境界では、地震による被害が増大すると予想される。

 

-3「犀川の水質環境とその改善方法

発表者氏名:有賀祐人、呉羽周、神納毅、西本瑛一、森孝太郎

要旨:金沢市の中心を流れる犀川の水質環境について調査を行った。まず、犀川の水質に対する意識調査を行った結果、犀川に行ったことがある人はきれいと感じていることがわかった。次に、水質の現状を調べた結果、BOD、窒素濃度が下流に行くに従って増大すること、特に窒素濃度が高いことが示された。さらに、流域を4区分して流入負荷量を計算した結果、BODは都市からの表面流出が多く、窒素に関しては下水処理水と農地からの流出が多いことが明らかになったことから、それらの負荷量削減対策について提案した。

 

-4「辰巳ダムの建設の賛否に関するアンケート調査」

発表者氏名:生駒奉文、繻エ美里、杉田広明、野口喜朗、森下泰裕

要旨:最近金沢では犀川の上流に新しく辰巳ダムというものを作ろうという計画があがってきていて、話題になっています。しかし、このダムの計画には自然破壊の観点から反対する住民がかなりいます。県が提示した情報の見積もりが大きすぎる、反対住民の提示した情報の信用性が低いといった意見もあります。これはまさに日本全国で起こっているダム問題の縮図となっています。そこで、僕たちは辰巳ダムについて調べ公共事業のありかた、ダム建設の是非、そして、僕たち土木技術者は何をすべきかを考えてみました。

 

 

 

-5「トンネルにおける交通量の影響とその工法、問題点」

発表者氏名:石井英敬、小糸竜太、鈴村哲矢、芳賀尭、矢島梓

要旨:私たちは、今回卯辰トンネル、小立野トンネルのトンネル開通による効果、工法、工夫について調べてみた。効果については、兼六園下、橋場町周辺の慢性的な交通渋滞がどれほど緩和されたかトンネル開通前後について比較した。工法、整備については、それぞれどのような工法を用いて施工され、工事の過程でどのような問題点が起こったか、またその解決法を調べた。また、卯辰トンネルの特徴的な歩道の確保など工夫された点についても調べてみた。

 

-6「PETボトルリターナブル化の提案」

発表者氏名:伊藤恒平、小河原俊也、辰己佳央、橋本幸子、山口誠

要旨:現在の日本は、物質的に豊かになりました。しかしものを大量につくってきた結果、ゴミが大量に発生しています。その中でも最近よく目にし、普段の生活においても大量に使われ、なくてはならないものとなっているPETボトルに注目して、いったいどのように作られ、どのように使用され、どのように処理されているのかを調べ、省エネルギー社会に向けて、どのようにすれば問題点は解決されるか考える。

 


B会場(秀峰中会議室)

 

-1「能登空港の将来性」

発表者氏名:伊藤太一、小瀧伸也、田中健太郎、濱政洋、山ア浩気

要旨:H14年7月に開港した能登空港は、地元の盛り上がりに比べて、全国的な知名度はまだ低く、これからの空港経営が不安視されている。自治体管理の第三種空港の中には、当初に予測した搭乗率に満たず、苦しい経営状態へと追い込まれた空港も少なくない。そこで、他空港と比較することによって、今後能登空港の将来性を自分達なりに予測してみたい。

 

-2「環境問題とコンクリート」

発表者氏名:上田剛志、小航、谷口英次、平田賀也、山下道子

要旨:セメント産業は様々な技術の開発によって環境負荷の低減に貢献できる産業となってきています。そこでコンクリートの製造段階、使用段階に着目し、その各工程において環境負荷を低減させる技術、さらにコンクリートを利用して環境負荷を低減させる技術という大きな三つの段階にわけ、高炉スラグ、廃棄物、リサイクルコンクリート、長耐久性コンクリート、ポーラスコンクリート、というキーワードを中心に調査をした。

 

-3「金沢の用水」

発表者氏名:上田力、小西健太、塚本一貴、平野貴宣、山田耕太郎

要旨:金沢には現存する用水がいくつかあり、これは他の街ではあまり見ることのできないものです。普段あまり気づかないようなところにも用水はあり、私たちはこれらのいくつかを歩いて見てまわることにしました。そしてそれらの現状を知り、いろいろな角度から調べました。また時代を超えて私たちに与えてきたものを考え、そしてこれからこれらの用水がどうあるべきかを具体的に考えました。

 

-4「金沢のごみの未来像」

発表者氏名:打越亜希、小林真、槻橋凡子、平野真樹子

要旨:土木建設と密接にかかわってくるのが、ゴミ処理の問題である。産業廃棄物の処理だけでなく、その再利用も含めて土木建設を考える者は、その後の処理も考えざるをえない。私たちは身近な金沢市を例にとって調べることにした。まず最初に、戸室リサイクルプラザと東部クリーンセンターを訪れ、現在の金沢市のゴミ処理とその問題点をあぶりだした。そしてそれを踏まえ、ゴミ処理先進国のドイツ(ゴミの量が日本の4分の1)と比較・対照した。更にそうして明らかになったゴミ処理の問題に関して、メンバーがそれぞれの対応策・未来像を発表する。

 

-5「坂のユニバーサルデザインについて」

発表者氏名:大塚真衣、小森美佳、恒川真康、二木敬右、山本浩輝

要旨:私たちは金沢のいたるところにある坂について注目し、誰にとっても使いやすいという意味であるユニバーサルデザイン化を研究することにした。まず私たちにとって身近な坂である旭坂、鶴間坂、小立野トンネルについて調べる事にした。市役所や県土木事務所に直接話を聞きに行き、現在工事中である旭坂・鶴間坂の工事終了後の改善点などを聞いた。それをもとに安全かつ使いやすい坂であるためにはどのような条件が必要なのかを自分たちなりに考察し今後の課題を考える。

 

-6「一般道における渋滞に関する研究」

発表者氏名:岡田健司、齊藤亜矢子、寺西伸太郎、二口昌弘、吉田淳児

要旨:一般道路においての渋滞情報は、国土交通省の基準によって言われているが、実際に感じる渋滞の認識との間にはずれが生じ、情報の信頼性を失わせているといわれている。現在情報提供されている渋滞の定義と実際に認識する渋滞の感覚とは同じなのだろうか。本研究では、学生と一般の人を対象にアンケートを行い、渋滞速度と継続時間などによって、渋滞の定義と人間が実際に認識する渋滞とを比較し、実際の認識との違いについて分析する。


C会場(土木建設B棟3階講義室)

 

-1「砂丘における植生繁茂の状況と今後の課題 −鳥取砂丘と内灘砂丘を例に−」

発表者氏名:奥田真史、酒井智広、照井真司、増川暢聡、米山義広

要旨:砂丘の植生について、鳥取砂丘と内灘砂丘を取り上げ調査した。鳥取砂丘では国からの委託とともに管理体制がしっかりとなされ、砂丘外植物からの侵食という問題にも対処しているということが分かった。一方、内灘砂丘では植物による侵食という問題は無かったが、天然記念物であり、町花でもある浜茄子の管理がなされておらず、このままでは将来、美しい景観が減少していく可能性を秘めていることが分かった。

 

-2「地盤災害とその対策〜地盤沈下・地滑り・液状化〜」

発表者氏名:小畑淳宏、笹欽一、鳥畑尚吾、松尾匡洋、渡邉駿

要旨:我々のキーワードは、『有効応力』である。日々、地に足をついて生活している我々にとって、地盤災害とは最も身近な災害である.そこで本研究では、地盤沈下・地滑り・液状化という三つの災害を取り上げ、その原因・メカニズム・対策について調べた。特に液状化については、実験を行い、対策効果について確認した。本研究を通じて、地盤対策を考える上では、土質力学で学んだ『有効応力』が重要な概念であることがわかった。

 

-3「角間地区における登校時の交通状況と工学部移転によるその変化」

発表者氏名:金子えりか、塩見和弘、中川義規、松田豊、渡邉悠輔

要旨:近年、角間では車で登校する生徒が増え、1限2限の20分ほどまえから角間中央交差点や角間新町合流付近では混雑することがある。そうした状況で最も多くの生徒を有する工学部が角間に移転した場合、よりいっそうの混雑が予想される。そうした状況において移転後の交通状況を予測しその混雑を解消する方法を考える。そのための準備として角間地区での交通量調査を行い、学生に対して現在の交通状態についてのアンケート、意識調査を実施した。

 

-4「多自然川づくりについて」

発表者氏名:金子みゆき、下起浩史、中野達也、三浦章司

要旨:川を多自然型にするためにどのような工夫がなされているのか?また、そのことについての法律の変化はどのようなものであったか?今後の課題なども考えながら調べました。具体的には、金沢で一番汚い川と思われる大徳川に焦点を絞っています。現在大徳川の汚れの原因は何であるのか、どのような工法が用いられているのか。また多自然型にするための工法をいくつか紹介することで、今後考えられる対策などについてです。

 

-5「角間における雪害対策」

発表者氏名:鎌足慶樹、島崎剛、長崎裕幸、水江真貴子

要旨:現在、工学部キャンパスが角間に移転する準備が進められています。そこで、私たちは角間キャンパス周辺で起こる災害について調べ、その対策を自分たちなりに検討してみました。角間キャンパスでは、雪による被害が頻繁に起こると考えられるので、災害の中でも雪に着目し、その規模や現在行われている除雪作業などの雪害対策について調べることにしました。その結果、角間キャンパスでの雪害対策における問題点が明らかになりました。